小規模企業景気動向調査

平成30年5月期調査

~改善が長続きせず、一歩後退の小規模企業景況~

2018年6月27日

全国商工会連合会

<調査概要>

調査対象:全国約300商工会の経営指導員
調査時点:2018年5月末
調査方法:対象商工会経営指導員による調査票への選択記入式

<産業全体>◇…改善が長続きせず悪化が続く小規模企業景況…◇

 5月期の小規模企業景気動向調査は、産業全体の業況DI(景気動向指数・前年同月比)はわずかに悪化、売上額DIは不変、採算DIと資金繰りDIはわずかに改善した。昨年と比べると休日が連続していたGWのおかげで、一部地域では宿泊業や飲食業が好調であった。ただし、引き続き、全体的な人手不足感は未だに改善せず、求人広告を出しても応募が無く、人が集まらないという声が幅広く聞かれた。

<製造業> ◇…先月まで好調の続いていた機械・金属が伸び悩み、紡績・繊維業が低迷する製造業…◇

 製造業の業況DIは小幅、売上額DIはわずかに悪化し、採算DIと資金繰りDIは若干改善した。GWの観光客向けに食料品関連の製造業では、売上が伸びたとの声が聞かれた。一方で、先月まで好調を維持していた機械・金属関係の製造業では、他の製造業や他3業種と比べると好調さは際立つものの、業況DIは3か月前の低い水準に戻ってしまった。また、石油等の原材料費の上昇もあり、紡績・繊維業は停滞し、先行き不透明な状況が続いている。

<建設業> ◇…土木工事が引き続き好調も、人手不足・技術者不足により懸念が残る建設業…◇

 建設業の業況DIは先月から一転、小幅に悪化した。売上額DIは先月に続きわずかに悪化、採算DIはわずかに改善、資金繰りDIは小幅に改善した。例年であれば、予算の執行開始前の時期で、公共工事が少ない時期であるが、一部地域ではは災害復旧工事等があり、土木関連は引き続き好調との声が聞かれた。一方で、建設関連は、職別工事業において技術者不足が顕著なため、全般的に受注はやや増加しているものの、先行き不透明により人や設備への投資に踏み切れないとのコメントが寄せられた。

<小売業> ◇…消費者の高齢化、消費意欲の減退、来店頻度低下等により経営体力の低下が著しい小売業…◇

 小売業の業況DI、売上額DI、資金繰りDIはわずかに悪化、採算DIは先月から不変であった。GWによる行楽客や好天の恩恵を受けることのできた地域・業態では、飲食料品小売業、衣服小売業において売上が上昇したとの声が聞かれた。一方で、恩恵を受けることのできない地域・業態では、高齢化する消費者の消費意欲や来店頻度の低下に加え、商店近くの公共施設が改修工事に入ったために売上が減少するなど、周囲の環境の変化に苦しみ、経営体力の低下が顕著になってきている。

<サービス業> ◇…GW需要から飲食・宿泊業共に好況であったが、一時的な売上増加に楽観視できないサービス業…◇ 

 サービス業の業況DI、資金繰りDI、資金繰りDIは先月と比べわずかに、売上額DIについては小幅に改善した。5月期はGWの恩恵が目立った月であった。宿泊関連サービス業のみならず飲食業からも売上増加の声が寄せられた。一方で、個人消費の持ち直しは見られているが、この先も継続するかは先行き不透明なため、GWのような一時的な売上増加が見られても、飲食業内でも明暗が分かれており楽観視できないとのコメントが寄せられた。

 

全国商工会連合会 企業環境整備課

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