小規模企業景気動向調査

平成30年7月期調査

~災害や猛暑に影響を受けるも、わずかに改善した小規模企業景況~

2018年8月31日

全国商工会連合会

<調査概要>

調査対象:全国約300商工会の経営指導員
調査時点:2018年7月末
調査方法:対象商工会経営指導員による調査票への選択記入式

<産業全体>◇…災害や猛暑に影響を受けるも、わずかに改善した小規模企業景況…◇

 7月期の小規模企業景気動向調査は、産業全体の業況DI(景気動向指数・前年同月比)と売上額DIは、先月と比べるとわずかに改善した。採算DIと資金繰りDIは不変であった。上旬には西日本豪雨、下旬は台風12号と自然災害に見舞われたことに加え、全国的に猛暑の影響が色濃く反映された月となった。経営指導員からは行楽シーズンに入ったこともあり、観光関連業種の景況感は上昇傾向にあるとコメントがある一方、自然災害や猛暑により食料品の高騰や集客の低下など影響も出てきているとの報告があった。

<製造業> ◇…猛暑に伴う需要が高まるも、内部・外部環境による影響が影を落とす製造業…◇

 製造業の業況DI、資金繰りDIはわずかに悪化し、売上額DI、採算DIは小幅に悪化した。好天に恵まれ果樹や鉢物の成長が良好で、それに関連した製造業では好調を維持している。一方で、猛暑でエアコンの需要が好調であるが、人手不足や暑さによる生産性の低下、為替問題や銅・アルミニウムの原材料高により利益率が低下している。また、西日本豪雨被害により、自動車部品や工作機械の製造などのサプライチェーンに影響が出ているとの声も聞かれた。

<建設業> ◇…西日本豪雨に伴う復旧工事増に繁忙を極めるも、燃料高・資材高の影響を受ける建設業…◇

 建設業の業況DI、採算DI、資金繰りDIは先月と比べわずかに改善、売上額DIは大幅に改善した。西日本豪雨で被害を受けた地域では、復旧工事により、土木工事業を中心に繁忙を極めている。被災地以外でも、猛暑に伴うエアコンの設置工事の需要が拡大し、電気工事業が引き続き多忙な状況である。一方で、復旧工事の影響により、重機の燃料である軽油、コンクリートや鉄筋など建築資材が高騰している。また、連日の猛暑による作業効率の低下で工期が伸びているとのコメントが寄せられた。

<小売業> ◇…連日続く猛暑により一部商材が好調であるも、業界全体の押し上げにはつながらない小売業…◇

 小売業の業況DI、採算DIは小幅に改善し、資金繰りDIはわずかに改善となり、売上額DIは大幅に改善した。連日続く猛暑により清涼飲料や冷菓や氷類の売上が好調である一方、暑さを避け、高齢者が外出を控える傾向が高まってきており、全体的な消費の押し上げにはつながっていない状況である。また、西日本豪雨の影響で、日用品以外の消費について、買い控えや自粛ムードが出てきており、耐久消費財では、暑さによるエアコンが好調であるのを除くと、大きな消費拡大は見られない。

<サービス業> ◇…猛暑で改善する業種がある一方で、人の入りへの影響が出ているサービス業…◇ 

 サービス業の業況DI、採算DIは先月と比べわずかに改善し、資金繰りDIは不変となったが、売上額DIはわずかに悪化した。猛暑により、地域によっては理美容業では来店数が増加したり、家電設置・修理等のサービス業ではエアコンの設置・修理の依頼が殺到しているとの声が聞かれた。一方で、本来であれば夏の行楽シーズンの好天は歓迎するところだが、記録的な猛暑によりイベント中止や外出抑制が出ているなど人の入りに影響が出ているとのコメントが寄せられた。

全国商工会連合会 企業環境整備課

〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館19F
TEL:03-6268-0085 FAX:03-6268-0997

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