小規模企業景気動向調査

令和2年8月期調査

3ヶ月連続で全業種が改善も、回復度合に差が見られる小規模企業景況

2020年9月28日
全国商工会連合会

<調査概要>

調査対象:全国約300商工会の経営指導員
調査時点:2020年8月末
調査方法:対象商工会経営指導員による調査票への選択記入式

<産業全体> 3ヶ月連続で全業種が改善も、回復度合に差が見られる小規模企業景況

 8月期の小規模企業の業況DIは、全業種で3ヶ月連続の改善となった。サービス業以外は、緊急事態宣言前の3月期を上回る水準に回復した。夏の行楽シーズンを迎え、GoToTravelキャンペーンや各種景気刺激策等の効果もあり、全体的に経済活動が回復基調にある。しかし、夏祭りやイベントの中止、帰省の自粛等により、例年の水準には程遠く、依然として厳しい状況が続いている。また、業種や事業者によって、回復度合に差が生じていることを懸念する声が目立った。

<製造業> 回復傾向が続くも、先行き不安な製造業 

 製造業は、全DIが3ヶ月連続、かつ、前月に比べ5pt超の改善となった。機械・金属関連は大手企業からの発注減等による生産調整が依然として続いているものの、一部では復調傾向にあり、全般的に4・5月期と比べると落ち着きを取り戻した感がある。食料品関連は、巣ごもりによる消費拡大で好調なスーパー向けの受注増により、売上は拡大傾向にあるが、原材料の原価高騰や販売先の飲食店の需要減退の影響を受けている。製造業全体としては回復傾向であるが、感染拡大や親会社の状況に大きく左右されるため、先行き不安な状況である。

<建設業> 回復基調が加速も、民間需要の弱さ等懸念材料も多い建設業

 建設業は、3ヶ月連続で全DIが5pt以上の改善となった。休止となっていた工事が再開していること、公共工事の発注が順調であること、災害復旧工事が継続していること等の要因で、売上が回復しているとの声があった。しかし、民間の住宅・設備関連では、先行きを不安視する消費者心理から、工事の延期・中止も多く、資金繰りを圧迫している。全般的には回復基調も、業種や事業者ごとに回復度合いには大きく差が出ているとの声があった。

<小売業> 全体的に回復基調も、業種・事業者ごとに明暗が分かれた小売業

 小売業は、全DIが改善し、改善幅は売上額DI以外は5pt超となった。耐久消費財関連は、商品券や給付金等の景気刺激策の効果もあり、ウイルス対策のための空気清浄機や、猛暑の影響でエアコン等の季節家電の売上が好調であった。食料品関連は、一部の事業者では、巣ごもり需要や、お盆休みを家で過ごす動きなどにより、好調であるとのコメントがあった。一方、飲食店との取引の多い事業者は、依然として厳しい状況が続いている。衣料品関連は、外出を控える動きから、購買意欲が落ちており売上が低迷している。

<サービス業> 3ヶ月連続の改善も、本格的な回復には程遠いサービス業

 サービス業は、全DIで改善したものの、回復のペースは鈍化しており、4業種の中で唯一3月期の水準に達していない。理美容業は、客足が少しずつ戻ってきているとのコメントがあり、業況が好転傾向にある。宿泊業は夏の行楽シーズンを迎え、GoToTravelキャンペーン等の効果もあり、若干回復したものの、低い稼働率は続いている。また、洗濯業は、宿泊業からの受注減や、外出控えや在宅勤務の増加の流れを受け、厳しい状況が続いている。

全国商工会連合会 政策推進部 事業環境課

〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館19F
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