小規模企業景気動向調査

令和3年1月期調査

緊急事態宣言の再発出を受け、全業種で悪化となった小規模企業景況

2021年2月25日
全国商工会連合会

<調査概要>

調査対象:全国約300商工会の経営指導員
調査時点:2021年1月末
調査方法:対象商工会経営指導員による調査票への選択記入式

<産業全体> 緊急事態宣言の再発出を受け、全業種で悪化となった小規模企業景況

 1月期の小規模企業の業況DIは、8ヶ月ぶり、かつ、大幅な悪化となった。また、全業種の全てのDIが悪化となった。再度の緊急事態宣言を受け、外出自粛要請や飲食店への営業時短要請等があった影響により、全体的に消費が落ち込み、全業種に深刻な影響を与えている。経営指導員からは、コロナ禍の長期化により、資金繰りに関する相談が増加しているとの報告が多数寄せられている。また、これ以上長期化すると、地域全体が疲弊し、事業継続が困難な事業者が増加することを懸念するコメントが目立った。

<製造業>回復基調から一転、大幅な悪化に転じた製造業 

 製造業の業況DIは8ヶ月ぶり、かつ、大幅な悪化となり、売上及び業況DI の悪化幅は 10 pt を超えた。食料品関連は、引き続き、内食向けが堅調であるが、宿泊業や飲食業向けは、取引先の時短営業や休業により、厳しい状況となった。機械・金属関連は、一部で好調との声もあるが、輸出の停滞などによる需要の減少や原材料価格の高騰などにより、回復基調であった業況が悪化に転じている。繊維関連は、他業種より落ち込みは少ないが、コロナ禍による需要の低迷、展示会の中止、夏物等の発注減などにより、苦しい状況が続いている。

<建設業> 回復基調から一転、売上DIが大幅に悪化した建設業

 建設業の業況DIは8ヶ月ぶりの悪化となり、特に、売上額DIは大幅な悪化となった。一部地域では、公共工事が堅調であり、また、降雪による除雪需要や災害復旧工事の需要で好調との声があった。しかし、緊急事態宣言により、工期の遅れ等が発生し、また、コロナ禍において住宅着工や店舗の新設等の民需が停滞していることから、売上が減少したり、採算の悪化したりしているとのコメントが目立った。

<小売業>一部を除き、軒並み悪化となった小売業

 小売業の業況DIは、小幅な改善を続けていたが、8ヶ月ぶりの悪化となった。食料品関連は、引き続き、内食向けが、巣ごもり需要で堅調であるが、仕入単価の高騰や販売先の飲食店の需要減退等により、業況は悪化に転じた。衣料品関連は、緊急事態宣言に伴い、更に外出を控える傾向が強まり、低調に推移している。耐久消費材関連は、引き続きウイルス対策関連の商品の購入や機器の買替のため好調とのコメントはあるものの、量 販店等に消費者が流れており、地域の小売店は厳しいとの報告があった。

<サービス業> 緊急事態宣言等の影響で、再び危機的な状況に陥ったサービス業

 サービス業は、3ヶ月連続で全DIが悪化し、悪化幅は10 pt を超え、前回の緊急事態宣言前の3月期の水準を下回った。宿泊業は、GoToキャンペーンの停止や緊急事態宣言の発出により、予約のキャンセルが相次ぎ、休業を余儀なくされた事業者もおり、危機的な状況に陥っている。飲食業についても、年末に続き、年始も新年会の需要が激減して厳しい状況であるとの声が多かった。洗濯業についても、宿泊業等のあおりを受け、受注が減少している。理美容業においても、成人式等の中止や外出自粛の影響で、売上が減少しているとのコメントが目立った。

全国商工会連合会 政策推進部 事業環境課

〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館19F
TEL:03-6268-0085 FAX:03-6268-0997

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